群馬県最北部に降る豊富な雪や雨が尾瀬の大地にゆっくりと濾過され、川場村の地で汲み上げられます。 その水はミネラルをたっぷり含み、口に入れるとふわっとふくらみ、ほのかな甘みが口中に広がります。 その水と厳選された酒米、蔵人の技により素晴らしい酒が造られます。 酒造りにかける情熱と技術の研鑚は、地元はもとより全国的にも定評があります。 ■古酒ではなくVintage(ヴィンテージ)という概念。 熟成への挑戦は20年以上前に遡る。
永井酒造が熟成酒への挑戦を始めたのは20年以上前に遡ります。永井酒造(現6代目当主)の永井則吉氏が白ワインの王様と称される熟成された「モンラッシェ」に出会い、「このような世界観を持った日本酒を造り、世界のワインに挑みたい」という思いを強く持った時からはじまります。 以来10年以上の試行錯誤を経て、適正な熟成温度管理のできる特別な熟成個を新設し、今そこには数万本の熟成酒が眠っています。 今回リリースされる水芭蕉 純米大吟醸は、その中で11年間の熟成酒「Vintage 2006」です。時しか創り出せない味わいをゆっくりとお楽しみ下さい。
■特徴1:気候と品質 原料米 2006年産兵庫県三木市三木・別所産山田錦。 この年は平年より2週間も梅雨明けが遅れたが、8月以降の天候回復で順調に米が生育。8月終盤に出穂し、9月の例年よりやや低く気温が推移したことがゆっくり登熟を導き、山田錦の粒張りを高め心白も良好でした。
■特徴2:酒造り この年、半世紀近くにわたって永井酒造の酒造りを守り続けた名杜氏、杉浦正夫氏が突然この世を去りました。その後を引き継いだ後藤賢司氏が、初めて単独での酒造りに挑戦した年です。周囲の心配をよそに、全国新酒鑑評会において初年度から見事金賞受賞に輝きました。 このお酒は、その中でも味わい深く一本芯が通った純米大吟醸を厳選し、熟成した逸品です。どうぞ18~20℃で大きめのワイングラスでお飲みください。
【特別限定品の為、実店舗(-3℃)氷温冷蔵庫で貯蔵しています】 |